年末調整の書類、10月のうちにそろえる3つ|証明書・申告書・控除の分け方【2026】

10月になると、会社から年末調整の案内が届き始めます。止まりやすいのは、提出日の直前になって「あの証明書どこ?」と探し始めることです。年末調整に使う証明書の多くは、10月から11月にかけて郵送やWebで届きます。届いた順にしまう場所を決めておくだけで、提出が楽になります。

この記事では、10月のうちにそろえておきたい3つと、年末調整では扱えない控除の見分け方を整理します。


先に結論:届く書類・会社の申告書・確定申告の分け方

決めること やること 理由
証明書の置き場所 封筒ごと1つのクリアファイルに入れる 届く時期がばらばらで紛れやすい
会社の申告書 配られたら、変わった点だけ先に確認する 家族の状況が変わると記入が増える
控除の分け方 年末調整でできる控除と、確定申告が必要な控除を分ける 出し忘れ・二度手間を防ぐ

制度や様式は年によって変わることがあります。細かい書き方は勤務先の案内と国税庁のページで確認してください。


1. 届く証明書を1か所に集める

年末調整で使う代表的な証明書と、届く時期の目安です。

証明書 必要になる人 届く時期の目安
生命保険料控除証明書 生命保険・医療保険・個人年金保険に入っている人 10月ごろ
地震保険料控除証明書 地震保険に入っている人 10月ごろ
社会保険料(国民年金保険料)控除証明書 自分や家族の国民年金保険料を払った人 11月ごろ
小規模企業共済等掛金払込証明書 iDeCoに個人で掛金を払っている人 10月以降

はがきや封書で届くもの、Webで発行するものがあります。「保険会社からの封筒は開けたらこのファイルへ」と決めておくと、ほかの郵便物に紛れません。


2. 会社の申告書は「変わったところ」から見る

会社から配られる申告書は、去年と同じ内容なら記入は多くありません。手間が増えるのは、家族の状況が変わったときです。

  • 結婚・出産などで家族が増えた
  • 配偶者や扶養している家族の収入が変わった
  • 引っ越して住所が変わった
  • 子どもが16歳以上になった、就職した

この1年で変わったことを先に書き出しておくと、申告書の記入で迷う時間が減ります。


3. 年末調整でできない控除を分けておく

年末調整は会社がまとめて手続きしてくれる仕組みですが、すべての控除が扱えるわけではありません。

控除 年末調整 手続き
生命保険料・地震保険料 できる 証明書を会社に出す
住宅ローン控除(2年目以降) できる 税務署から届く書類と残高証明書を出す
医療費控除 できない 確定申告
寄附金控除(ふるさと納税) できない ワンストップ特例か確定申告
住宅ローン控除(1年目) できない 確定申告

医療費の領収書やふるさと納税の受領証明書は、年末調整のファイルとは分けて保管しておくと、確定申告が必要になったときに探さずに済みます。


よくある失敗

失敗 起きやすいこと 対策
証明書を捨ててしまう 再発行の手間がかかる 保険会社の封筒は開けたらファイルへ
家族の収入を確認しない 申告書の記入を間違える 扶養家族の見込み収入を先に聞く
医療費の領収書を会社に出す 年末調整では受け付けてもらえない 確定申告用に分けて保管

よくある質問

Q. 証明書をなくしてしまったら?
A. 保険会社や発行元に連絡すれば、再発行してもらえることが多いです。提出期限に間に合うよう、早めに問い合わせてください。

Q. 年末調整のあとで控除を出し忘れていたことに気づいたら?
A. 確定申告で追加できる場合があります。詳しくは税務署や国税庁のページで確認してください。


まとめ

年末調整は、10月のうちに「証明書の置き場所」「変わった点の確認」「確定申告が必要な控除の仕分け」の3つを決めておくと、提出前に慌てずに済みます。まずはクリアファイルを1つ用意するところから始めてください。

内容は時期により変わります。必要に応じて最新情報を確認してください。 運営者情報 | お問い合わせ

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