ニットを縮ませない洗い方と干し方の基本

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ウールなどの動物の毛を使ったニットは、水分・熱・摩擦が重なると繊維同士が絡み合って縮みやすい、と一般に言われています。ただし、縮みやすさや適した扱い方は、素材・編み方・加工によって大きく異なります。ここでは家庭で洗う前に確認しておきたい点と、広く知られている基本の手順をまとめます。どの方法が使えるかは、必ずその衣類の洗濯表示に従ってください。

まず洗濯表示を確認する

最初に、洗濯表示で「家庭で洗えるか」「洗濯機が使えるか」「水温の上限」「乾燥機の可否」「アイロンやスチームの可否」をそれぞれ確認します。家庭洗いができる表示でも、洗濯機の使用やスチームまで許されているとは限りません。表示で禁止されている操作は行わず、迷う場合はクリーニング店に相談するのが無難です。

洗い方の基本(手洗いが許されている場合)

洗濯表示で手洗いが認められているものは、次の手順が一般的です。

  1. ボタンやファスナーを閉じ、表面を守るために裏返す。
  2. 洗い桶に、表示の上限を超えない温度の水かぬるま湯をため、おしゃれ着用の中性洗剤を容器の表示どおりの量だけ溶かす。
  3. たたんだニットを沈め、こすらずに押して離す「押し洗い」を短時間で行う。
  4. 洗ったときと同じ温度の水で、洗剤が残らないようにすすぐ。水温の急な変化や長時間の浸け置きは避ける。

洗濯機の使用が表示で認められている場合は、洗濯ネットに入れ、手洗いコースやドライコースなどの弱水流コースを選びます。脱水は短めにするのが一般的ですが、適切な時間は機種や衣類によって異なるため、洗濯機の説明書と洗濯表示を優先してください。

干し方の基本

水を含んだニットは重く、ハンガーに吊るすと自重で伸びやすくなります。脱水後はバスタオルに挟んで軽く押さえ、余分な水分を取ります。その後、平干しネットなどに平らに広げて形を整え、風通しのよい日陰で乾かします。直射日光や乾燥機の熱は縮みや色あせにつながりやすいため、表示で認められていない限り避けます。

乾いた後の型崩れが気になるときは、表示でスチームやアイロンが許可されている場合に限り、当て布をして軽く整える方法があります。許可されていない場合は、濡れているうちに手で形を整えるだけにとどめます。

まとめ

ニットのお手入れは、素材や製品によって最適な方法が異なり、どの方法でも縮みを完全に防げるとは言い切れません。それでも、洗濯表示を確認する、水温を変えない、こすらない、平らに干すという基本を守ることは、縮みや型崩れのリスクを下げる現実的な対策になります。

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